連続4時間授業に挑戦!

【授業研究】昨日は都内某高校で生徒向けのAL型物理授業を実践しました。担当の方の「全教員に見せたい」との強い要望と、時間割上の変更困難さの壁のはざまで、編み出されたのが4時間連続授業でした。
 現役教員の時にも4時間連続授業をやったことはないと思います。62歳としては、ちよっと不安もないわけでもなかったのですが、挑戦することにしました。やってみるとそれほど心配したことは起きず、無事に4時間を終了しました。昼食を挟んで、午後は1時間質疑応答をしました。
 いつものことですが、初対面の高校生にAL型物理授業を公開するのはスリリングです。そのたびに、「最初の目的目標、態度目標(ルール)提示が大事」ということを重視しています。今回も最初に2〜3分割いて初対面の挨拶とルールの説明をしました。
「(特に問題演習の時は)しゃべる、質問する、説明する、動く(立ち歩く)、チームで協力する、チームに貢献する、をやってくださいね」
「普通の授業の時のルール、黙っている・じっとしている・ノートをきちんととる、は入っていないでしょ。だから、そうすのはこの授業では悪い授業態度だからね」
 この説明で一瞬「ホント?」と怪訝な表情が起き、そのあとは笑顔と笑い声が起きます。「協力してくれますか?」と質問すると、「はい、やります!」「大丈夫です!」「やろうぜ!」などの声が聞こえます。
 ここで私は成功を確信します。今回も無事に進みました。「暗黙のルールを切り替えるために、その場のルールを提示し賛成を得る」という手続きが大事なのだと改めて感じました。
  途中、プロが入ってのビデオ撮影もあったのですが、生徒たちはカメラを気にすることもなさそうでした。このビデオは編集して、全生徒の許諾を得て、学校の許可が出れば、皆さんにオンラインで見ていただける可能性大です。そのときにはまたご案内します。お楽しみに。