62歳になりました。みなさんにお礼申し上げます。

【授業研究】今日が62回目の誕生日です。昨年、3月に高校教員を定年退職して、そのままフェイドアウトするつもりでした。その思惑は見事に裏切られました。昨年4月から始めた仕事は、どれもわくわくするものでした。
 河合塾教育研究開発機構研究員の仕事はAL型授業に関する研究がテーマでした。日本教育大学院大学講師としては「アクティブラーニング特論」という授業を通して院生さんたちにAL型授業づくりの手ほどきをしています。河合塾コスモ名古屋では物理基礎を担当して、ICT機器を使う授業実践を続けています。何より、昨年度1年間で研修会講師を70回以上務めました。日本中を飛び回った感じです。
 そして、今年4月からは、産業能率大学経営学部教授に就任しました。望外の出来事でした。中心で担当した「リーダーシップベーシック」という授業では毎回、アクションラーニング・セッションを学生に経験させながら、リーダーシップや学習者としての素養を高めようとしています。
 4月以降は、慣れない大学の仕事に四苦八苦しました。それでも、それと並行して、AL型授業に関する様々な挑戦をしてきました。ここでは書ききれませんが、様々な方面から楽しいアイデアを持ちかけていただいています。それら1つ1つがある意味では無理難題です。しかし、私にとってはそれらを考え、アイデアを振り絞って乗り越えていくのが楽しくて仕方ありません。
 亡くなったロビン・ウィリアムズ主演「フック」の最後のセリフは「人生こそ冒険だ」でした。私の人生はこれまでも波瀾万丈、まさに冒険でした。転校を繰り返した子供時代、物理にのめり込み、空手に命を賭けた青年期、カウンセリングなどを学び続けた40代・50代。どうやら、60代もまだまだ冒険が続きそうです。様々な課題を出してくれる皆さんに感謝しています。今年一年もよろしくお願いします。