教員研修プログラム「アクティブラーニング実践」終了。

 河合塾主催の教員研修プログラムの中の1つの講座として「アクティブラーニング実践」の講師を務めました。大阪校での開催です。大阪校ではこれが3回目ですが、回を重ねるごとに参加される方が増えてきました。今回も当初は40名で募集したのですが、すぐに定員に達してしまったので枠を拡大してもらいました。「一番大きい部屋に入れるだけいいですよ」と回答したところ、最終的には80名弱の参加者となりました。
 大阪校での開催ですから、大阪や京都あたりの人がお集まりなのだろうと思っていたところ、そうではありませんでした。徳島、高知など四国からもいらっしゃいます。岡山、島根など中国地方からも、福岡県や福井県などかなり離れた地域からもご参加でした。何より驚いたのは、神奈川県、東京都からも数人が参加されていたことでした。そのうち何人かの方に聞くと、「学校が交通費も宿泊費も出してくれました」とのこと。管理職の意識の高さを感じさせられました。
 終了後は質問を受ける時間を約1時間用意していました。使用した部屋は片付けなくてはならないので、「質問のある方は別室に移動してください」との案内です。フロアも変えての移動ではわざわざ質問に来る人は少ないかな、と思ったのですが、10名程度の方がいらっしゃいました。個別質問ではもったいないから、みんなで一緒にやりましょうとと誘い、大きなテーブルを囲んで始めました。質疑応答が止まりません。結局、帰りの新幹線が気になるぎりぎりまで、1時間と少し質疑応答を続けました。スタッフからは「まるで分科会みたいでしたね」と言われるほどの熱いやりとりでした。
 これから始めようとしている人、もうかなり長く続けている人、組織の問題を真剣に考えている人など、立場や経験は多様ですが、授業改善に取り組む人たちの広がりは全国どこでも確実に広がっていることを感じました。参加された皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。