「先生のALコーチを見せましょうよ!」

【授業研究】大学の授業で「アクションラーニング(質問会議)」を実施しています。とはいえ、50名の学生に対して私一人では数人に一人必要なALコーチを務めることはできません。4人のSA(スチューデント・アシスタント)は一応ALコーチができるものの、約10チームをカバーすることはできません。
 そこで、ALコーチなしでワークシートを用いて2回実施してみました。これはこれでなかなか好評です。私はこれで何回か続けていこうと思っていたところ、SAから提案がありました。
「先生、一度、普通のセッションを見せましょうよ」
「私もそれがいいと思う」
「そう?」
「3月のトレーニングの時も一度先生がALコーチを全員の前でやったじゃないですか」
「ああ、やりましたね」
「あれがとてもよかったんですよ。あれでイメージがついたんです」
「そうなんだ」
「そうそう。先生のALコーチを見せましょうよ」
 そんなやりとりがあり、次回は私がALコーチをやりSAたちがメンバーで全員の前でセッションをやる計画ができました。学生が色々な意見やアイデアを出してくれて、一緒に授業のやり方をつくっていくことになりつつあります。高校でAL型物理授業を開発した時と同じ雰囲気になってきました。「うまくいきそうだ!」と感じてきました。学生諸君に感謝です。こういう学生が育つという点で本学(産業能率大学)の強みを感じます。良い大学です。