「私の子供の担任の先生はすごいんですよ」

【授業研究】キャリア教育コーディネーターのみなさんとの研究会の合間に聞いた話です。その方のお子さんは小学生で、担任のD先生がすごいという話です。授業参観に行くと実にうまくグループワークをやっているというのです。子供の声のかけ方もとてもうまいし、授業だけではなくて、宿題の出し方もとてもうまい。
 もっとも明確な成果は、「今まで勉強しなかったうちの子供が勉強するようになったんでよ。テストの点数も上がっているんです」とのこと。「でも」とその方は続けます。
 「そのD先生は、アクティブラーニングとかキャリア教育とかは全然ご存じないみたいなんですよね。なんか不思議ですよね」
 この話、私にはうなずけます。時々、そういう先生に会うのです。カウンセリングの研修指導をしているときには、初心者の中に傾聴訓練なんかしなくても良い人に何人もあいました。AL型授業を広めようと全国を回ってきましたが、その中にも「俺のもアクティブラーニングなんだぁ」と言いながら、すごい授業をしている人がいました。私の授業を見て、すぐに始めて、楽々こなしてしまう人もいます。
 そういう先生を管理職など周囲の人が見つけて高く評価してくれるとよいのですが…。私はそいう先生を見つけて、エールを送りたいと思いました。