モヤモヤの中身は「過渡期(トランジッション)」?

【授業研究】「アクティブラーニング(能動的学習)を日本に広める」を「ミッション(使命)」として活動していく中で何を私はやるのか、あまり明確にできていません。これは私のキャリアが「過渡期」(=トランジッション=結び目)にあるからだと思い始めました。
 普通に考えれば、高校教師を退職したときが「過渡期」だったのだと思います。しかし、幸か不幸か退職前からミッションとしていたことを、そのまま続ける活動に入りました。私の意識は「そのまま」でした。セミナーの講師ととして話しているときも、しばしば「高校教師」の立場で話していました。それはそれで役立つ部分もあったのですが、明らかに「立場の変更」=「職業の変更」=「結び目を乗り越える」ことをしていたのに、意識がそれについて行っていないのです。
 昨年秋から続く疲れは単なる身体上の疲れだけではないのかも知れません。客観的にはアイデンティティーが変化しているにも関わらず、主観的には「変化を受け入れていない」ということなのかも知れません。しかも、4月からは更に大きな立場の変更が待っています。このまま行けば、その矛盾は激化するところでした。
 ようやく、数ヶ月続いている自分自身の問題点に気づき始めたような気がします。こんな時にキャリア理論は役立ちます。しばらく、キャリア理論を復習しながら、自分の人生の大きな「過渡期」=「トランジッション」を見つめ直していこうと思います。12/30まで走り続けていた私にとっては、ようやくほっとできた年末年始の休みですが、休むことで「内省」のきっかけができたようです。