【雑感】これまでのBさんの話の要点はこうです。
(1)新学習指導要領に沿って「言語活動重視の授業」を初任者にやれと言ってもできるわけない。
(2)現場のセンパイ教師もどう指導して良いかわからない。
(3)センパイ教師が様々な手法・方式のそれぞれに対する指導法を学ぶことは不可能。
どの授業方式を初任者がやる場合でも何とか指導助言できる方法はないものか。
「なるほどBさんが言うことはよくわかるよ。
私がやっているファシリテーション・スキルはだいぶまとまってきたから、
他の方式の授業にも役立つと思うよ」
「そうだよね。そうだと思ったよ。
それを現場でセンパイたちが誰でも初任者に伝えられるようにできないかな?」
「ほう…」
「小林さんは昔、ワークシートによるグループワークをつくっていたよね。
担任が『10分で準備して、50分の指導ができる』みたいなヤツ」
「ああ、たくさんつくりましたね」
「あんな風に、ワークシートを見ながら初任者が自分の授業計画をチェックできたり、
ワークシートをセンパイと初任者が一緒に見ながら考えていくと、
何とか要点がわかってきたりする…みたいな方法を編み出してもらえないかなと思っているわけですよ。
そしたらいいなあと思ったんだけど、これは小林さん以外にはお願いできないよね」
「はは、なるほど。難しいそうだけど、そのアイデアは面白いよ」
「でしょ。次回の研修会でそれを教えてもらえると困っているセンパイ達にとっては心強い道具になるし、
何より初任者の混乱と自信喪失をかなり防げると思うんだよね」
「うん、確かに、初任者を救うのは大事だよね。じゃ、頑張って開発してみるよ。
良いアイデアをありがとうございました」
というわけで、現在、考え中です。1ヶ月ほどあとの研修会には発表できると思います。(この項終了)