「委員会立ち上げます!」「京都のセミナー申し込みました!」

【授業改善/組織的取り組み】鳥取のJ高校(昨日まで某高校と書いていた高校)の反応や取り組みに驚いています。初めて関わりを持ったのは昨年の10月頃。鳥取大学鳥取県の高校との連携事業の一環として、数人が越ヶ谷高校まで私の授業を見学にきてくれたときでした。そのうちの一人がJ高校のK先生でした。その後、今年2月に鳥取で開いたセミナーにはK先生が同僚を何人も誘って参加されていました。
 このセミナーで鳥取に行ったついでに高校もあちこち見学させてもらい、J高校にも伺いました。ここでL校長先生に出会いましたが、この先生の迫力にびっくり。「学校っておかしなところだと思うよ」との話から始まり、「授業を変えなきゃ生き残れない!」と熱く語ってくれました。教諭が頑張っても校長がブレーキになるケースを聞くことが多い私はうらやましいと思いました。K先生が遠慮がちに「○○をやれたらいいんですけどね」と言うと、「やればいいじゃん」「どんどんやれよ」とL校長がけしかける様子は「私学は恐ろしい」と思うほどでした。
 先週、J高校の研修会に行った際に、このあとの動きのためには「委員会か係のような中核になる組織をつくる方がいですね」とアドバイスをしてきました。戻ってきた翌日には「委員会をつくることになりました」と知らせが入り、こんなすごい高校を京都のM高校とつなげたら面白そうと思い、7/20に京都で行われるセミナーに誘ったら、その日のうちに「申し込みました」との返事。積極的な若手たちが動き始め、ベテランが脇を固めて支援し、校長・管理職がアクセルを踏み続ける‥。うらやましい限りです。このJ高校の実践は授業改革と組織開発の成功モデルになるのではないかと、期待しています。