アクティブラーニングが本校の授業改善のカギになると思った。

【授業改善/研修会の新しい形】先日の鳥取県某高校での研修会の感想カードを読み直しています。冒頭に示したように前向きの感想が多く、多くの先生たちが挑戦をし始めることになりそうです。
 今まで私がやってきた研修会では必ず次のいずれかを実施していました。それは「研修を受ける先生たちが生徒役として物理の授業を受ける授業体験」か、「物理の時間をお借りして生徒達に私の物理を受けてもらって、それを先生たちが見学する授業見学」かのどれかでした。そのいずれもやりませんでした。
 この高校では当日4コマの「AL型授業」を実施しました。それは、物理、数学、化学、国語表現の4科目の先生たちが実施しました。その先生たちの大半は2月に私のセミナーに出席して「授業体験」をした方です。その体験をもとに4月から試行錯誤してきた授業を公開したということです。4人以外の先生方はこれらの授業を最低1つは見学することにしていました。その上で放課後、全体研修を行いました。
 その結果、多くの先生たちは「同僚の先生たち」の授業を見て、その効果を感じ、チャレンジしてみようと思ったということです。少し前までは「私(=小林)にしかできない授業」を見せて、啓発していました。もう、時代が変化している感じがします。私の授業をヒントにしつつも、「同僚の先生たちが始めた授業」を先生たちがお互いに見学すれば充分です。「身近な同僚の授業」の方が親近感もあるし、質問もしやすいものです。質問を受けることで授業者の学びも深まります。
  研修会そのものを「アクティブラーニング型」にするという方向に、また一歩前進できた研修会でした。私にとっても、ファシリテーションの方法を少し深めることができた研修会になりました。