みらつく2011Summer【1】

 「教育の未来を創るワークショップ2011Summer」の合宿から帰ってきました。実り多い合宿でした。感じたことや考えたことを書いておきます。

 左の画像は「ラーニングジャーニー」というプロセスの中で私がつくった粘土細です。ワークのプロセスとしては「氷山モデル」をつくり、メンタルモデルを導き出し、各グループのメンタルモデルを一覧した後に行った粘土細工です。
 当初、メンタルモデルを書き出してから、この粘土細工までの間に私にはリフレクションが起きていました。各グループから出てきたメンタルモデルは「失敗したくない」「失敗が許されない」「勝ち組になりたい」「めんどうなことはしたくない」「日本が元気がない」等々でした。現在の日本を象徴しているようなネガティブな印象が広がりました。
 これを粘土細工で表そうとしたときに、私には「大波小波に揺さぶられる小舟」=「日本」のイメージが浮かびました。これをつくりながら感じたのは次のことでした。確かに今の日本は大変。しかし、ここ100年くらいの日本を振り返ると、こんなことはいつもの事だっのではないだろうか、と思えました。幕末の行き詰まり、攘夷・開国の闘争、明治維新日清戦争日露戦争関東大震災第一次世界大戦、太平洋戦争、安保紛争、等々です。
 或いはこうも考えました。「今の日本がダメ」というのは「いつ」を基準にしているのだろうか。それがバブルの時期が基準だったらあまりにも近視眼的な気もします。
 そんなことを考えながらできたのがこの作品?です。