【授業研究】質問は以下でした。
「確かに1人の生徒の変容を見るのは難しいです。
とすると、
授業がうまく動いているかどうかを
見るポイントは何なのですか」
私の回答全文は以下です。
質問ありがとうございます。
⑴基本は「グループ」と「全体」の「変化」を見ます。
一般的には次のように動きます。
→スタートでは「静かに集中」
→中盤では「徐々に活性化」、
一部は「停滞→他グループとの交流か
授業者の介入(定例介入)で活性化
→終盤は「制限時間に向けて活性化」、です。
⑵上記のように動いていれば、
おおむね「うまく行っている」と言えます。
⑶この一般的な動きと異なる動きをする
グループや個人には注目し、
必要なら「質問で介入(定例外介入)」します。
これにより、「うまく行かない状態を最小限に止めます」。
⑷授業中にはこの程度までです。
⑸そのあとは「ワークシート(練習問題等)」と
「リフレクションカード」を見ます。
つまりここで、コンテンツを見るということです。
⑹尚、プロセスは順調でも「成績が上がらない」、
「生徒の満足度が低い」時は、
➀進行方法、と
➁コンテンツ、を見直します。
⑺「進行方法」で起きやすい問題点。
➀内容目標・態度目標が提示されていないか、曖昧。
➁説明が無駄に長いか、論理性に欠ける。
➂スケジュールが提示されていないか、守られていない。
➃その他、「無駄な繰り返し」「えーあーの連発」
「思い付きの余談(昔話や自慢話)」
「一部生徒との一問一答(他の生徒は沈黙)」
⑻「コンテンツ」で起きやすい問題点。
➀穴埋め式設問(思考力も対話も生まれない)
➁成績上位層に退屈な課題。
➂成績下位層にサポートがない課題。(辞書・計算機等)
➂覚えさせることは「トレーニング」として別枠にする。
ついでに。私が現役高校教師の時によく話していた
「良い授業」の定義は以下でした。
→「居眠りがなくて、生徒が喜んで、成績が上がる授業」。
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