Q&Aシリーズ2「アクティブラーニングの変遷⑵」

【授業研究】昨日(6/22)の続きです。

《質問》以前は「アクティブ・ラーニング」、「現在は対話的な学び」が学習のキーワードとなっていますが、この2つの相違点は何でしょうか?

 ‥こんな流れで「アクティブラーニング・ブーム」が始まりました。
しかし、その定義は曖昧でした。
中には「100%パッシップ(受動的)でないなら能動的な学習なのだから、
アクティブラーニングだ」と訳の分からない説明をする人も現れました。

 私はとても嫌な気分だったので、
ますます「アクティブラーニング」という言葉を使わなくなりました。
私の講義・著作を読んでいただくとわかりますが、
私は引用する以外ではほとんど「アクティブラーニング」という言葉を
用いていません。
物理屋としても「定義されない言葉」を使うことに抵抗がありました。

 このような経過を経て新学習指導要領では
「アクティブラーニング」という言葉は姿を消し、
「主体的・対話的で深い学びの実現」に落ち着きました。

 その理由については色々な噂話があります。
一番大きいのは「アクティブラーニング」は
きちんと定義されることなく、
様々な解釈が広がってしまったからだということだろうと思います。
私は賛成です。「キャリア教育」の二の舞だと感じています。
これについては別に解説したいと思います。

 では「主体的・対話的で深い学び」は
きちんと定義されたかというと曖昧です。
ただ、「アクティブラーニング」よりは
構造的なヒントになっています。

「アクティブラーニング」が
「対話的な学び」に替わったのではなく、
「主体的・対話的で深い学びの実現」に替わった
ということを押さえておいてください。まずはここまで。[終了]

 

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