権限によらないリーダーシップ理論

【授業研究】GCSで学んでいる人たちは各校から5名程度。このメンバーの授業の腕を上げることを目指していますが、それだけでは学校が変わるというところまでは行きません。そこで年間の後半は、組織全体に広めることも学んでもらおうということで、このテーマになりました。しかし、これはなかなかの難題なのです。

 「授業がうまい」ということと、「新しい授業を校内に広げるのがうまい」は、別物です。一般的に先生たちは「教科・科目」の専門的な知識の基礎は大学などで身に付けてきます。しかし、組織論や対人関係力を高めることについては、理論的にも実技的にも教えてもらうことは少ないという気がします。特に私のように教育学部ではなく理学部を卒業しているとなおのことです。

 そうなると「授業改善の輪を広げる」ことについては「素人同然」です。周りも同様ですから、「校長の言うことを聞け」という人もいれば「年上が偉い」という人もいるし、「多数決がイノチ」という人もいます。「好き嫌いが大事」という人も多くいます。要するに「理論」がないのです。従って「技(スキル)」もないのです。

 こんな中で私がかなり以前から注目しているるのが「権限によらないリーダーシップ理論」です。大学の授業でも取り上げていましたし、最近は先生たち向けの講座でも説明しています。今回のテーマにも役立つと思い、スタッフの皆さんに説明しました。

 するととても喜んでくれました。これで来月の講義テーマは決まりました。問題は今回の出張でした。この数日、他の仕事は止まっていました。締切は締切は11/10(木)になりました。出張も無事に終わったので、この課題に取り掛かります。