喜んでもらえました!

【授業研究】津田学園2日目(11/1火)は高校。授業改善委員会からの今回のリクエストは「担任スキル」について。元々、「授業者スキル」の次は「担任スキル」を定義し、そ内容を簡潔に整理しなくてはならないと考えていました。しかし、目先のことに追われて、なかなかその研究に進めませんでした。その意味では良いきっかけをいただきました。その作成経過は、10/17(月)の記事に取り上げました。

 昨日(11/1)はそのリクエストをいただいた津田学園高校に伺いました。朝、着くや否や校長先生から「良くまとめてくれました。感激しました。これで担任は何をやるべきなのかの共通認識を持てます」と褒めていただきました。ありがたいことです。

 放課後の研修会では講義動画を基に質疑応答。1時間、びっしりでした。帰りにホテルまで送ってくれたのは授業改善委員の方。
「実は担任スキルを話してもらおうという意見は以前からありました。
 でも、授業改善がテーマだから駄目かな?と遠慮していました。
 今回は、それでもということになりお願いしました。
    お願いしてよかったです。スッキリしました」
とニコニコ顔で話してくれました。

 こんなに喜んでもらえるとこちらもうれしくなります。
実は私にとってもうれしいことが起きていました。
それは「担任」を定義すると同時に
「授業者」も定義できたことです。
弁証法的に言えば、まさに「媒介的統一」です。
その中に「直接的統一(直接的同一性)」が含まれていることは、
すでに分かっています。

これにより、部活動指導スキル、生徒指導スキル等は、
新たに定義する必要はなく、
単なる適用部署の違い程度に整理できます。
この発見は私にとっては大きなことです。
「教師スキル」の全体像が確定したからです。
ついでに言えば、この定義は
「主体的・対話的で深い学びの実現」のスローガンなしには、
発想できませんでした。
これも私にとってはありがたいことです。

色々なことが、理論的には一気に進む感じがします。
これを感じることができるのも「弁証法」のおかげです。
まさに「武器としての弁証法」です。
ここが定まれば、「授業研究」を軸として、
弁証法の使い方入門」を書けそうです。
20歳前後で勉強を始めた弁証法ですが、
50年たって「ようやくわかった」と言えそうです。
11/1は私の「弁証法記念日」になりそうです。