「ミドル・リーダー」はタイヘン!

【授業研究】本日(6/21)行われるオンライン研修会の対象は「中堅・ミドルリーダー」です。〈ミドルリーダー〉という言葉をあまり知らなかったので、調べ聞きまくりました。某出版社の編集者は「小林さん、ミドルリーダーはホント大変なんです!ぜひミドルリーダーのために書いてくださいよ」と言いました。「そうなの?」と半信半疑で資料を作り、事前視聴用動画を作成しました。

 動画視聴後の感想や質問をスプレッドシートに書いてもらうようにお願いしています。そこに出てきたコメントのごく一部が以下です。

「『ミドルリーダーとして行動しなければならない』と言われて、
 未熟な自分がリーダーシップをとれるのだろうかと
 不安に思っていました」
「今年度から学校が変わり、「中堅」だと言われて
 どのように行動すべきか迷っていました」
「『中堅教諭』『ミドルリーダー』などと言われると身構えてしまい、
 不安に感じています」
「自分の授業スキルは完璧でないと感じるので、
 リーダーシップを取ることに難しさを感じています」
「本校6年目となり、クラスの生徒もより個性豊かになる中、
 校務分掌でも学年のリーダーを任され、私自身困っているところでした」
「転勤したら、いきなり新採用の先生の教科指導を任され、
 悩んでいました」

 これはひどいひどい!「ミドルリーダー」の定義は曖昧。
役職も権限も与えられず、給与の見返りもなく、
将来の昇進の保証もありません。
 更に「リーダーシップ」とは何かの理論も与えられず、
何をどう学び、トレーニングすればよいかも明示されません。
きっと、これで病気になっても退職に追い込まれても、
管理職も教育委員会も何もしてくれないのだと思います。
 「仕事内容も明示せず」「そのやり方の手ほどきもせず」
「成果が出なければ叱責する」「本人が辞めるのは自己責任」‥
これでは、一般企業でいう「パワハラ」「いじめ」だと感じます。

 私の授業改善のための「SP理論」と
「権限によらないリーダーシップ理論」は、
これらの問題解決に役立ちます。
義憤と共に私の「役割=仕事」が見えてきた気がします。