【授業研究】以前は「壁を乗り超えるスキルアップポイント」として提示していた10個くらいの授業改善のヒントは「技の使い方の開発」として整理すべきだということがわかりました。
「基本スキル・基本パターン」は「基本技の創り方」です。しかしこれだけでは各学校・各クラスで起きてくる様々な問題を解決することができません。これらに対応するには「個々の問題に応じた解決策」を編み出す必要があります。これは「技の使い方を編み出す(開発する)」ということです。
「基本スキル・基本パターン」はまさに〈基本〉なので校種・学年・教科を超えて共通する「技」が必要です。しかし、個々の問題や状況はかなり個別であり特殊性を持つので、ここは「問題の特殊性や教師の個性に応じた解決策」をつくることになります。技論からすると「技の使い方の開発」であり、軍隊用語を使えば「戦術tactics」ということになります。より抽象的・長期的な方針は「戦略strategy」ということになります。
この「戦略」は最初は個別の事例に即して編み出すことになりますが、これにもある程度の一般化を見出すことができます。一般化できた「戦術」は他の授業・他の教科・他の学校でも使えます。
すでに「基本スキル・基本パターン」の「超入門講座」は3分×10本の講義動画としてアップしました。これと同様に「戦術」に関する動画もアップしていくことができそうです。
※3分×10本の「入門講座」です。No2は概要欄の下の方の案内をご覧ください。
001「基本スキル基本パターン理論入門」001 概要 - YouTube