アクションラーニングとアクティブラーニング(2)

【授業研究】昨日の続きです。アクションラーニングは会議法です。チームで問題を解決するための会議の方法ですが、質問を中心として、メンバーの振り返りと気づきに重点を置いた方法です。そのため、問題解決と同時に「チーム学習」も行うことができるので、「チーム学習の方法」と定義されることもあります。

 元々はレグ・レバンス(英)の発明ですが、アメリカの企業が盛んに利用して、それぞれに作り変えているようです。私が学んだのは、ジョージワシントン大学大学院のDr.マーコードの発案による方式です。詳しいことは、以下のサイトを参照してください。

http://www.jial.or.jp/index.html

 私はこのアクションラーニングを学んで、これが授業改善の大きな力になると直感しました。しかし、元々、4~8人のチームで行う会議方法であり、各チームに一人ずつ「訓練されたアクションラーニング・コーチ」が必要です。これをそのまま授業に持ち込むことには大きな壁がありました。

 しかし、色々な工夫をしてこれを応用して、私は高校物理授業を作り変えることに成功しました。そのため、このような授業をうまくやるためには、アクションラーニング・セッションの経験がとても役立ちます。そこで私は多くの人たちに、アクションラーニングを勧め、できるこたならコーチの訓練を受けることを推奨しています。

 一時、大学で月イチのアクションラーニング学習会を実施していましたが、現在は様々な事情で中止しています。いずれ、別の形で再開するつもりでいます。その時は、このブログでもお知らせします。その時は、多くの皆さんに参加していただきたいものです。【この項終了】

◎来年の「入門講座」のご案内です。申し込み受付中です。

 詳細は以下のURLからご確認ください。

 ・「アクティブラーニング入門5」授業体験+授業計画作成 

       2018/1/14(日)  13:30~16:30  東京・恵比寿

   http://www.kokuchpro.com/event/ALK0114/

 ・「アクティブラーニング入門6」授業改善と組織開発+模擬振り返り会体験 

       2018/1/28(日)  13:30~16:30  東京・恵比寿

    http://www.kokuchpro.com/event/ALK0128/

◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。→http://al-and-al.co.jp

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