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【授業研究】5校をオンラインでつないで祖組織的授業改善支援をしています。年度末が近づいてきたので、参加している先生たち全員と1時間程度のオンライン面接をしています。尋ねているのは主に「挑戦したこと、その結果起きたこと、次の課題」です。

 それによってわかってきたことがあります。全員が何らかの挑戦をしています。その内容は「グループワークをやりました」という曖昧なものではなく、私の「基本スキル・基本パターン理論」に基づいて、「始業チャイム前に教室に入る」「リフレクションカードを書かせる」などの具体的な活動です。

 その結果、様々な変化が出てきたことを話してもらえます。「生徒が早めに席に着くようになった」「教科書・ノートを出して待っている生徒が増えた」「ついでに予習などを始める生徒も出てきた」‥などです。ここで注意して欲しいのは、先生たちは「早めに教室に行く」ものの、「早く席に着け」などは言っていません。

 更に「生徒の集中力が上がった気がする」「居眠りがなくなった」「質問が増えた」「グループワークが活性化した」「成績が上がった」「進度が向上した」などの結果が報告されます。

 私はこのことを理論的には予測して多くの先生たちに提案しています。とはいえ、本当にそうなるのかどうかはやってみなくてはわかりません。この1~2年間、いくつかの学校が協力してくれて、その検証が進み始めました。GCSではそれを大きな規模で実践しているということです。この事実は研究を更に加速させることができます。単行本に書けるところまできたと感じます。

 今年の年末年始は頑張れそうです。