やっぱり個別指導?

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【授業研究】空手指導者として活躍していた時も、組織的な授業改善を支援している現在も、ぼんやりと描いているイメージは「自立・自律する組織」です。全体に対して少し声を掛けると、組織全体が有機的に動いていく‥それが理想だと感じ続けていました。

 しかし、空手指導者としての現実は少し違っていました。確かに「自立・自律的に」組織は動き始めました。しかし、私が個々人に対する働きかけをやらなくて良くなったかというとそうではありませんでした。組織が発達することで、個々人の課題も変化していきます。私が教えるべきことも変わります。これはこれでとても楽しいことでした。

 現在、いくつかの学校の組織的授業改善支援をしています。うまく進み始めた学校は「組織が動き始めた」と感じる面が多々出てきます。しかし私が手放して良いわけではありません。私との関わりが少ない人が停滞してきます。逆に言えば、関わりが増えた人は力強く動きます。まあ、当たり前のことです。

 このことを実感する出来事がこの1~2週間の間に続けて起きています。以前に比べればインターネットを介して多くの人たちの交流を持つことができます。個別に対応することもできます。その方が私の頭も働く気がします。

 色々な締切に追われて活動していますが、その合間を縫って色々な人たちと個人的に話をする時間をできるだけ作ろうという気持ちになってきました。基本は1対1のコミュニケーション。それを土台にグループや組織を支えていくものなのだろうなと、改めて感じることができました。