話しがうまくなった?

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【授業研究】このところ講義動画作成を続けています。2つの面白い発見があります。1つは動画の表現スキルが上がると、講義動画の時間が短くなることです。2つ目は思いがけないことですが私の話し方がうまくなってきたことです。

 昨日(8/13)にアップした動画では現在開発協力しているあるオンラインツールの使い方と授業研究の新しい方法について説明しました。普段はパワポに解説音声を録音してmp4に変換して終わりでした。しかし、この動画では「オンラインで授業見学ができる」「オンラインでアドバイスもできる」を示した上に、授業記録動画を新しいツール上で使うとメリットが大きいということを示すことが目的です。このために以下を必要としました。
①過去の授業見学動画をpptにインストールする。
②過去のアドバイス動画をpptにインストールする。
③オンラインツール操作画面を撮影してそれを上記に接続する。

 細々した説明は省きますが、私にとってはこれまでになく作業工程が複雑になり、新しい機能を探す必要がありました。その結果、1日で終わる予定が2日間かかりました。動画の時間の上限は15分間でしたから、これをオーバーしそうで不安でした。

 ところが仕上げてみると約11分間。私としては今までにないくらいの多くの情報を詰め込んだ感じです。しかし、動画をいくつも入れ込むと表現時間は短くになるということです。スキルの高い人たちには常識なのだろうと思いますが、私にとっては実に感動的な実体験でした。おかげでオープニングタイトル、エンディングを入れ、それぞれに短い音楽を付けるという装飾を付けて遊ぶ余裕も生まれました。それでも11分40秒。

 2つ目はこれをアップした動画を必要があってある知人に見てもらったところ「小林さんの話はTouTubeがきれいに字幕に変換するね」とのこと。偶々、いくつかの偶然が重なって知人が自動生成の字幕を見たことによります。私も確認しましたが、確かにほとんどきれいに文字起こしをしてくれています。これはうれしいことです。「コンパクトな説明」「少し早口の説明」「無駄なことはできるだけ言わない」とともに、「できるだけ滑舌をよくする」も意識してきた成果かもしれません。

 去年(2020年)の4月ごろに作った「初めての講義動画」の自分の話し方には愕然としたものです。もたもたとゆっくり話しているので聞いていてイライラします。声質もぼそぼそして生気がありませんでした。まさに「老人の話し方」でした。まあ、当時67歳でしたから生物学的には老人ですが、人に聴かせる声は「老人っぽく」ではいけません。この時、遊びでYouTubeで文字変換した時にはほとんど変換してくれませんでした。これは聴く人に伝わらないということだろうとショックを受けました。その時よりもだいぶ話し方もうまくなったと思うことにします。

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