オンライン連続講座のスタート

【授業研究】秋から始まるいくつかのオンライン連続講座の皮切りが昨夜の「みんなのオンライン職員室」主催の「小林昭文ALラボ」の体験会でした。20名の定員をはるかに超えて30名以上の方がご参加でした。北海道から鹿児島までの方がいたのがオンラインならではでした。うれしいことが2つありました。

 1つは穏やかでアットホームな話し合いかできたことです。イベントに行くと音楽や映像やハイテンションな司会で盛り上がります。誰かが話し終わるたびに盛大な拍手。そしてエンディングも音楽や映像のラッシュ。更にそのあとは懇親会、二次会、三次会‥。本来のテーマであるはずの「授業改善」についてゆっくりと語りあうことができないのが嫌でした。

 昨夜のオンライン体験会では拍手や大声や音楽や動画はありません。私の構想説明とブレイクアウトルームで感想を共有し、メインルームで更に感想の共有と質疑応答と淡々と続きます。でも、皆さんが笑顔でアットホームな雰囲気が流れて行きます。15分の予定が60分近くになってしまった「放課後タイム」でも、たぶん誰もお酒を飲みことなく参加していたと思います。私はこういう会の方が好きです。

 2つ目は私の「新説」について多くの賛同をいただけたことです。中には私の著作を画面で見せながら「今の話はどれに書いてあるのですか?」という質問もありましたが、「書いてありません。これから雑誌に連載し単行本で出します」と回答しました。「それがこの講座で聞けるのは楽しみ」との声もありました。うれしい限りです。

 その「新説」についても「初めて聞いたけど、なるほどと思える体験がある」「モヤモヤしていた現象だったけど、言葉にしてもらえてスッキリした」などの感想もいただきました。うれしいことです。これから書く原稿に自信を持つことができました。

 今月中旬にはもっと大きな人数になるらしい「Find!アクティブラーナー社」のオンライン講座があります。10月からは3つのオンライン連続講座が並行して動き出します。その他にも、新しい企画が進みつつあります。色々なアイデアが生まれ、少しずつ具体化していきます。

 私にとっては「1人で籠る理論的研究の時間(実体も思考も1人)」「オンラインで理論的な講義をしたり、質疑応答を通して現場の問題解決のアドバイスをする時間(実体は1人だけど思考は他者との対話と交流)」「現場に出かけて観察して気づきを持ち帰る時間(実態も思考も現場との交流)」という多様な学びの場ができることになります。大学を退職したこと、コロナ禍で時代が一気に進んだこと‥色々なことが重なって、「次のステップ」が始まることを感じます。

 昨夜参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

※秋から始まるオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「Find!アクティブラーナー社」はこちら→https://find-activelearning.com/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/

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