熱心な新人の先生たち

【授業研究】以前からお世話になっている私立の中学高校に伺いました。COVIT-19の影響で校内研修が進まないのですが、校長先生との情報交換や今後の計画を打ち合わせるために伺いました。そのついでに、新しく採用した5人の先生たちに簡単な「新任研修」をやって欲しいとリクエストをいただきました。

 その内容は以下の項目を取り上げて欲しいというものでした。

1. アクティブラーニングとは何か
2. どのように授業を進めていくのか
3. 授業の理解度を高める授業となるのか
4. そもそも授業とは何か

 これはうれしい「問い」でした。特に「4.そもそも授業とは何か」は最近の私の問題意識の変化にもつながるものでした。多くの場合「授業」の定義は児童生徒学生を主語として「知識・スキル、思考力等、生きる力など」を〈身に付ける過程・時間〉という説明がしてあります。それを実現すべく「準備・実践・事後評価等」を行うのが教師ということになっています。

 私はこの定義を来談者中心主義を打ち立てたロジャーズに倣って「子どもたちと教師が共に成長する過程」と捉えたいと強く感じています。そうでないと先生たちが社会人として成長できない職場になってしまうからです。目指すところは「転職をするときに年齢に見合ったスキルや社会人として資質を身に付けている」ことであり、定年退職後に「100年人生を生き抜くのに必要な有形資産と無形資産(生産性資産・活力資産・変身資産)を身に付けている」ことです。

 このことを資料として盛り込むことができました。この校長先生にはいつもこのような「問い」をいただきます。それが私にとっても良い刺激になっています。

 受講した新任の先生たちは5人。次々に質問が出て予定時間を大幅にオーバーとしてしまいましたが、楽しい時間でした。

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