山田さんからのプレゼント

【授業研究】4月から継続的に支援する大同高校の校長先生=H先生の計らいに感動しています。大学研究室を片付ける時に今まで全く見ていなかった本が大量に出てきました。全て私の著作です。亡くなった秘書の山田さんが購入してくれていたものです。移動するだけでも大変なので、大同高校の皆さんにプレゼントすることにしました。教員+職員の人数分を発送しました。

 すると「こんな風に校長室でセールしています」と画像が送られてきました。その中に「小林さんの亡くなった秘書の山田さんが購入していた本」と書いてくれていました。読んだとたんに涙が出てきました。

 きっと山田さんは買い込んだものの売らずじまいになってしまったことを後ろめたく思っていたのではないかと思います。でも、H先生がこう書いてくれたことで、「山田さんから皆さんへのプレゼント」のように感じてくれたのではないかと思います。実際、もし山田さんが元気だったら「この本どうしよう?」と私が相談したら、「古本屋に売ったら二束三文だから、小林さんの指導を受けている先生たちにプレゼントしましょうよ!」と言ってくれる気がします。

 すごくうれしい気分です。山田さんに「良い近況報告」ができた気分です。彼女はいつまでも私を元気づけてくれます。

 持っていく方法は「0円~定価までで好きな金額を箱に入れて持っていってください」です。これはY先生がやっていた方法をパクリました。「今なら、読んで戻してもう一冊もOKです」はH先生のアイデア。最初の一冊は校長室隣りの事務の方がっ持っていったというのもなんだかとてもうれしいことでした。

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