大同高校授業改革運動ひとくぎり

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【授業研究】2020年度から1年間の予定で始まった標記の「授業改革」はコロナ禍のために期間が少し伸びて昨日ひと区切りしました。お昼ごろに伺って管理職の皆さんと食事をしながら振り返りと午後の研修会の準備。午後は現職研修会としてワーキンググループのリーダーのまとめ、小林の講義。その後はワーキンググループとの振り返り。夜は幹部の皆さんと食事会。20時過ぎの名古屋発の新幹線で帰途に就きました。印象的なことをいくつか記しておきます。

 ワーキンググループリーダーのまとめは表現が上手であるだけでなく、上がってきた事実が凄いものでした。先日の公開授業は多くの高校の先生たちが参加でしたが、そのアンケートの内容は「大絶賛」と言っても良いほどでした。「大同高校〈で〉これができているのが凄い」というコメントも紹介されていました。校長先生が「大同高校でできればどこの学校でもできるからやる」と以前からおっしやっていたことがその通りになりました。
 また、リーダーは私が提案した「基礎スキル」をもとに「始業チャイムより前に教室に入る」「始まる前にできること済ます」などの実施率を来校された100名程度の先生たちと大同高校の先生たちにアンケートを取りまとめていました。その全ての項目で大同高校の先生たちの実施率は上回っていました。これは授業改善の「実施率を計る目安」になりそうです。私の理論が基になっているとはいえ、ここまでうまく理論を実践移し、データのとり方も発明してくれると理論的提言者としては冥利に尽きます。

 後半のワーキンググループの皆さんの発言は「これをやった」「次はこれをやる」の連続。そのレベルが高い。色々な学校を知っているつもりなのですが「最も進んだ授業改善の実施校」と言っても良いと思います。

 校長先生や幹部の皆さんと、コアチームのリーダーとメンバーの連動は本当に見事です。この実践は何としても皆さんに紹介したい。本に書きたいと思っています。きっとこれからもしばらくは間違いなく大同高校は質の高い授業改革を継続します。楽しみな学校です。皆様、お疲れさまでした。