【授業研究】ある研修会のリフレクションカードに以下のコメントがありました。
「小林さんの真似をして授業をやっています。
生徒たちが動くので名前を覚えられません。
他の人の実践でこんな現象はありましたか?
どう対応すればよいです?」
この質問はずーっと以前に、越ヶ谷高校の同僚に受けたような気はしますが、
ほとんど記憶にありません。しかし、私もこの問題に直面していました。
「席自由」「立ち歩き自由」にすると30名程度でもなかなか覚えられません。
私は元々、人の顔と名前を覚えるのが苦手なので、
この現象は私の特性かと思っていましたが‥
他の人にもあるのかもしれません。
或いは「生徒の居眠りを論じるのがタブー」になっているように、
生徒の名前を覚えられないという話もタブーなのかもしれません。
で、私はどうしていたかというと、
生徒にネームポストをつくらせていました。
A4用紙を横長にして4つ折りにして、それを三角柱にします。
(A5用紙でもよさそうです。コンパクトなので大人向きにはよさそうです)
クリップがあると便利ですがなくても何とかなります。
これを立てた状態で使います。
「立てる」は大事です。横にしてしまうととても見えにくいのです。
で、三角柱のポストの3面に名前をフルネームで書いてもらいました。
移動するときも持っていくようにしました。
私はこれを手掛かりにして、
頑張って生徒たちの名前を暗記していました。
実は生徒たちにも好評でした。「授業の日にちが空いたり、
夏休みがあると忘れちゃうんですよね~」という生徒もいました。
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)は