大学授業本格的に

【授業研究】大学の後期授業が2週目に入りました。数学の基礎をトレーニングする授業は前期に200名越えになった反動か、今期はわずか25名程度。6年間担当してきた中でも50名以下は初めてのことです。これなら全員名前を覚えられると、意気込んでいます。数学を好きにしたいと目論んでいます。

 一方で「ロジカルシンキング実践」では逆の異変が起きました。ビジネスリーダーコース(各学年100名定員)の選択必修のこの科目は、これまで1講座だけを設置していました。毎年、50~70名程度の受講者でした。今期は学部長からの強い要請を受けて初めて2講座にしました。同じ授業を別の日に行うということです。私は「そんんなに集まらないのではないの?」とたかをくくっていました。

 ところが火曜クラスは上限の50名に達して早々と募集停止。火曜クラスは初回集計で40名超。最終的には限度いっぱいになりそうな予感。昨日が2回目になった火曜クラスでは、主に2年生向けの授業なのですが、3,4年生の姿もあります。その1人は「昨年、抽選で外れたので今年も応募しました。今年は取れてよかったです」とコメント。うれしいことです。

 本格的な中身に入った昨日の火曜クラスの授業では学生の集中度がとても高いのにこちらがびっくり。元々予定してあったテーブル席の教室の定員をオーバーしたので、定員65名の通常の前向きの机と椅子の教室に変更してほぼ満席。学生にとっても私にとっても少々やりにくい状況です。それなのに初回からとても集中度が高いのはうれしいことです。

 リフレクションカードも大半の学生が黙々と、びっしりと書きます。多くの学生が「メタ認知」という言葉を初めて知り、「メタ認知」する訓練を始めて受け、「こんなに頭を使ったのは初めて」「なんだか頭がよくなりそう」とワクワクしてくれています。私の授業者としてのトレーニングにもとてもなります。大学教授としての最後の授業は、気持ちよくスタートしました。

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