大学授業の締めくくり

【授業研究】本学では100分14回授業で2単位です。昨日は「リーダーシップ・アドバンスト」の第13回目。毎回、アクションラーニング・セッションを繰り返しています。毎回、学生の様子を見ながら少しずつ内容に変化を加え、良いセッションができるようにしています。今年度は「チェックリスト」を入れたことが良い効果を持たらしています。これは高校以下の教科科目の授業改善で思いついたことを取り入れたものです。

 先週の第12回はかなり良い感じでした。ただ、これは他の教授が最初から最後まで見学してくれていたので、それによる効果かもしれないと少々疑っていました。昨日の第13回でもどうようのレベルで進むなら確実な成果と言えると思い、期待していました。

 結果は学生たちの素晴らしい集中力でした。冒頭の説明と人数調整に約10分間。ALセッションに50~60分。コーチのための振り返りが10分。ここまで70~80分間。そのあとは「リフレクションカード記入」です。集中力の高いセッションの後は振り返りの時間の集中力も高いものです。学生たちは全く話をしません。そこで「終わった人は静かに提出して退出してください」と案内。最後の学生が提出したのは授業時間を少しオーバーしていましたが、全員が終わるまでの約30分間はほぼ完全な静寂でした。

 この志授業が始まった2~3回目までは、昨年までの授業比べて集中力の低いセッションばかりでした。リフレクションカードの内容も浅いものでした。「今年は手ごわいな」と感じたものです。しかし、昨日のセッションでほぼ目標は達成できました。来週の最終回のセッションと、「最終回の振り返り」が楽しみです。