「この時間が一番楽しいんです」

【授業研究】昨日に続いて、「リーダーシップ・ベーシック」の授業を受けている別の学生に声を掛けられました。授業の直後に声を掛けられました。「先生のお話をもっとききたいのです」というものでした。学生たちは2年生の後期から卒業時までのゼミをもうしばらくしたら決めなくてはなりません。そこで、どの先生のゼミを希望するかを考えて動き始めています。ただ、私はそのゼミを担当していないので、希望する学生には「担当していないよ」とアナウンスしているのですが、充分には届いていません。
 この学生も、そうでした。「え、そうなんですかあ〜。ザンネン‥でも、お話は聞きたいです。行ってもいいですか?」「それはもちろん。でも、どうしてですか?」「自分の担当の先生と話をしていて、『あまりやりたいこともないし‥』と話したんです。そしたら、『大学生活の中で楽しい時間はなに?』と質問されて‥気が付いたら、この時間に小林先生のお話を聴いているのが一番楽しいんです。内容にとても納得できるんです」
 少し補足します。私の授業では100分間の内、冒頭に10分くらい講義します。そのあと約60分間は学生はチームごとにアクションラーニング・セッションに取り組みます。その後、10〜20分間は質疑応答、最後に10分間をリフレクションカードを書いて終了です。彼女が「先生の話を聴いていて楽しい」と言っているのは、主に質疑応答の時のことです。確かに、質疑応答の時に、私はかなり深いことを質問に答えながら解説しています。
 それを聞いている時が大学生活の中で一番楽しい‥これはすごい褒め言葉です。びっくりしました。単純にとてもうれしいことです。水曜日は一番疲れる日なのですが、昨日はとても元気になれました。(笑)