【授業研究】少し前に伺った学校から届いたリフレクションカードを読んでいて印象に残ったコメントです。
「タブレット型PC+教育・学習アプリを利用した授業に、設備が整っていない学校では取り組めません。生徒のICT教育格差につながるのではないかと心配です」
これは最近、わたしもとても気になり始めました。全教室にプロジェクターが設置されている学校もあれば、全くないという学校もあります。また、プロジェクターは完備しているうえに、生徒たちがノートPCを持っていてプリント配布もコメント記入もオンラインでできる学校もあります。
生徒の立場から見ると、設備等が整っている学校に3~6年通った場合と、そうではない学校に3~6年通った場合の差はとても大きい気がします。
同時に、これは教員のリテラシー格差にもつながりそうです。転勤のある公立学校でも、設備のない学校に数年間勤務した人と、設備のある学校で数年間勤務して使いこなさせるようになった人とでは、そのリテラシーにも大きな開きができてしまいそうです。私立学校だととんでもない差がついてしまいそうです。
設備のあるなしが直接授業の質を決定するとは思っていませんが、生徒にとっても教員にとってもICTリテラシーの差はいずれ大きな問題になりそうな気がします。
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