クリッカーの使用テストはまずまず‥

【授業研究】あまり主体的とは言えないのですが、スタッフから「大人数でクリッカーを使う授業にチャレンジしてくれませんか?」と持ち掛けられて研究中です。以前に50~60人の授業では使っていたのですが、100~120人のクラスで使うのは初めて。あれこれ考えづけています。

 今週はプログラム上、講義なしで演習問題だけの週なので、ここでクリッカーの配布・回収と使用実験を入れることにしました。なにせ、学生の大半も使ったことがない状態ですから。如何に短時間で配布し、私が久々に「スムーズに」使えるか。更には出欠確認にも使うために、データ記録もできるかに挑戦でした。

 で、スタッフにも手伝ってもらって、授業の後半に廊下に並べたテーブルの上にクリッカーを配列してもらいました。事前に学生個々人に割り振った番号と同じクリッカーを持ってきてください。「3分以内に元の席に着席を目標にしましょう」と呼びかけました。何と、すんなり。約100名が3分でクリッカーをとって着席できました。

 その後の使用実験もスムーズ。久々に使って色々忘れている私がもたついたものの、スタッフのサポートで無事に終了。データ保存も成功。出欠確認へのデータ付き合わせも成功。学生の振り返りシートには「自分が押したかどうかがよくわからなかった」「間違えて押した後の修正が効かないのが困る」「時間が短くて焦った」など。これらは慣れと制限時間を延ばすことで修正できそうです。

 意外に多かったコメントは「始まる前にプリントと一緒に置いておいてくれると配布は時短になりそうです」でした。実は私もそう思っていました。初めての実験はスタッフにサポートしてもらったのですが、この方法だと一人でもできそうです。私がやろうと思っていたことを、何人もの学生から提案してもらえると安心します。これは高校物理授業を改善する時も同じことでした。いい感じです。

 ここまでは順調。次は学習効果を上げるための使い方をどうするかです。あれこれ考えて資料作りをしているのですが、試行錯誤の連続。つくっては捨てるをこの1週間続けています。でも、居眠り防止、集中力向上、学力向上などの成果を上げることができそうな気がしてきました。あとは時間との戦いです。(笑)

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