大学の授業改善

【授業研究】久々に11年前に大幅な物理授業改善を進めた時に似た取り組みを楽しんでいます。大学で担当している数学の授業です。就活のSPI対策の授業です。これまでにも少しずつ改良してきてはいるのですが、自分自身でもイマイチの感がありました。

 今回のきっかけはクリッカーです。半ば強引に押し付けられた実験なのですが、やり始めて見ると面白くなってきました。以前に使ったときには諦めていた機能を、サポートしてもらったおかげで、使えるようになりました。

 更に、こういう時は学生の声が大事と経験からわかっているので、リフレクションカードを丁寧にとり続けています。

 先週はプログラムが特殊だったので、これをチャンスと導入実験をしました。今週は本格的に使ってみました。火曜日と木曜日に同じ授業がありますから、実験的な授業としては繰り返しが増えるので有利です。火曜日はPCやクリッカーの不調や私の操作ミスが重なり、ボロボロでした。

 昨日の木曜日はその失敗を基にかなり改善して再チャレンジ。かなりうまく行きました。いくつかのミスは今後の改善のヒントになりました。何より学生のコメントが役に立ちました。「(成果者のリストを表示して励みになるようにしたつもりなのですが)名前を出すのはやめてほしい」が続出。うーん、それってどういうことなの?という気もしますが、次回は変更して感想を聞いてみようと思います。それ以外の工夫についても賛成意見・反対意見が多く出てきました。反対にしても、コメントが多く出るのは良いことだと思っています。

 もっともうれしかったのは「面白い」「集中できた」が非常に多かったことです。後期にはスマホを用いたクリッカー導入のうわさもありますが、その前に単独機器としてのクリッカーを充分に使いこなして、新システムとの比較をしてみたいものです。いつも思うことですが、機械の振り回されるのではなく、授業そのものの丁寧に研究していきたいものです。

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