「伝統的な授業を変えない先生に対しては?」

【授業研究】某大学でゲスト講師としてアクションラーニングの紹介をしました。短時間でセッションを2回行うというかなり無理をしたプログラムでしたが、主に1年生の学生さんたちには好評でした。
 最後の方で出てきた質問には苦笑せざるを得ませんでした。
「ワンウェイの授業を変えていくのはうれしいけど、そうしない先生たちもいますよね。そういう先生たちに限って研修会にも行かないと思います。
 私たち生徒は先生を選べないから、そういう授業も受けていかなくてはなりません。そんな時には、どうすればいいのですか?」
 私の回答は以下でした。
「休み時間や放課後、或いは土日などに、教室やマックや友達の家で、みんなで集まってワイワイと勉強会をやってみることをお勧めします。友だち同士で集まって、質問したり教えたりすることで、一人でやるより深い理解ができることがすぐにわかるはずです。
 これは越ケ谷高校で私の授業を受けていた生徒たちがやっていた方法です。これはどんな先生に教えてもらっていたとしてもできることです。それは『主体的・対話的で深い学びの実現』と言えることです。チャレンジしてみてください」