福島県立ふたば未来学園に伺いました。

【授業研究】福島県の復興のシンボルとして設立された標記の高校に伺いました。2年目の学校です。色々な予算をつぎ込み、外部の人をつぎ込み、ものすごい勢いで学校を創りつつあるところです。マスコミ的には報道できるビジュアルがたくさんありそうです。
 でも、大事なのは「毎日の教科科目の授業実践」です。子どもたちを「社会に出すこと」も有効、学校に「外部社会の人・モノ・金を入れること」も役立つことだと思います。それ以上に簡単で効果が大きいのは「毎日の授業を社会と同じにすること」だと思っています。
 色々な人がいて、肌の合う人合わない人がいて、能力の高い人とそうでない人がいて、教える人がいて教えてもらう人がいて、チームで協力しなくては解決できない課題があって、それらの体験を振り返りながら「ではどうやって大人になってから生きていくのか?」と問い続けることは、数学・英語・国語などの基礎基本・習得型の授業の中で充分できることです。私がこの学校でお手伝いできることは、こういうことだと思っています。
 午前午後合わせて6時間の長時間の研修会は、とても楽しく濃密でした。いわきまでは品川から乗り換えなしの2時間半。移動も快適。次回が楽しみです。