「アクティブラーニングの本、何か違う気がするんですけどね…」

【授業研究】ユニークな視点でアクティブラーニングの本を書いてほしいと依頼を受けています。その依頼主と何回かあって話し合いをしています。その中で出てきた話です。最近は、アクティブラーニング関連の本はたくさん出ています。当然、小学校や中学校むけの本もたくさんです。それらに対して図書館司書の方が、出版社の人に対して標記のように発言したという話です。
 実物を見せてもらいましたが、絵本のような大判の本で、「調べる」「つくる」「発表する」などを軸に実に楽しそうな絵入りで解説してあります。社会科や理科というくくりで作られている本もあります。私もこれらを見ていて、違和感があります。
・この本はだれが使うんだろう?
・小学生や中学生が使うとしたら、授業とどう関連付けるのだろう?
・先生が使うとしたら、教科書とどう使い分けるのだろう?
 司書の方はそれに対して「夏休みの宿題のヒントとして、先生が生徒に参考として読ませるくらいですかね…」と話したということです。なるほどね〜、という感じです。
 アクティブラーニングの本はたくさん出ています。それらを現場の人たちがどんな風に受け止めているのかを知る機会は少ないものです。この司書さんの発言はとてもヒントになります。それらの違和感に応えられる本を作ることができるとよいのですが…。
 色々と考え始めました…(笑)