【授業研究】標記の学校に伺って、2時間の研修会を担当しました。教頭先生は以前の県内の別の高校に私が伺ったときにお会いしていた方でした。その当時から現在までの色々な取り組みを伺えたのも楽しいことでした。
帰り道の名古屋で岐阜県の先生たち数人とお会いして食事会。授業改善についてのよもやま話に花が咲きます。いろいろ話しながら感じていたのは、授業改善が新しい動きに変化する前夜のような感じです。
「アクティブ(・)ラーニング」という言葉で多くの人たちが動いたこの数年間。「主体的・対話的で深い学びの実現」という言葉に代わってからの、これからの動きが注目されるところです。ただ、言葉の変化だけではなく、表面的な授業改善の動き、イベント型の研究会の横行、理念から実践へ移行するときの実践者の違和感、理論家が実践を語るときの齟齬、そして「そもそもなぜ授業改善なのか」に対する理解の曖昧さ‥‥色々なことがモヤモヤしている気がします。
とはいえ、私は私にできることを続けるだけです。昨夜、改めて感じたのは私のように長年授業を実践して成果を上げ、講師として語り、文章で表現し続けている授業者は少ないということです。授業者が理論家や評論家のように語り書き表現活動にたくさん参加すれば、もっと実践的な話に焦点が当てられるのでしょうが、現在はそうはならないようです。いずれそうなることを期待して、当分は私の強みを活かしたこの活動を今後も精力的に続けていきたいものです。昨夜お集まりの皆さん、ありがとうございました。また、岐阜に行くときにお会いしましょう。