【授業研究】高校を中退した人たちが大学等を目指す学校で物理を教えています。人と話すのが苦手な人たちが多いのですが、それを改善することこそ、このような学校にとっては重要なことと思い、あえて初回はグループワークを多く取り入れます。
出席は18名、4つのグループに分けました。最初のうちは全く話をしないグループもいます。そこを少しずつ動かします。最後はコンセンサスゲーム。ようやく、どのグループもワイワイと話声が大きくなります。大事なのは「個人の結論」より「グループの結論」の方が点数が上がることです。大半の人たちがそうなるはずなのですが、毎回、少し不安になります。今回は特にそうでした。
結果は、18人中15〜6人の手が上がり、「ほう」と声が上がり安心しました。成功です。コミュニケーションが苦手な人たちにでも、このようなワークは成り立ちます。サポート校などの学校でも、というかそういう学校でこそ、これからはこういう方法が求められるはずです。
