態度を評価しろと言われてもね〜

【授業研究】静岡県浜松西高校に伺いました。3時間の入門講座の後に熱い質問が続きました。理科の先生たちと盛り上がったのは、観点別評価に対する不安というか文句というか…。
「手を挙げて、発言していれば、計算できなくても5というのは納得できないですよ」との意見に、私も同感。
「そうですよね。私も同感です。力学の計算もできない子に高評価を付けられないですよ」
「え、小林さんもそう思っているのですか!?」
「もちろんです。物理は基礎基本。習得させるのが目標ですからね」
「それを聞いて、ほっとしました。そうですよね!」
 この種のやり取りは実は結構多いのです。学習態度を上げる、発言力や表現力を上げる…それはもちろん大事ですが、それらは物理を学び理解するための力として鍛えるべきものと私は理解しています。
 だから、点数が全く取れないようなら、それは主体的な学び・協働的な学びが充分にできていなと私は評価してきました。ここはとても大事なところだと思います。物理教育に携わるものとしては譲れないところだと強く感じています。