「何時間、この授業をやったのですか?」

【授業研究】ある研修会で受けた質問です。とっさに計算できなくて、かなりあいまいだったので改めて計算してみることにします。越ヶ谷高校は65分授業でしたから少し変則です。4単位授業を週に3コマで行います。私は毎年、物理授業を16単位担当していました。(それ以外にLHRと総合的な学習の時間を持つことになります)
 従って、4単位の1科目あたり週に3コマの授業を持ちます。4単位×4科目=16単位です。年間35週が法律で定められた授業日数ですが、実際には物理授業を実施するのは30週分くらいでしょうか。これで計算すると、3コマ×4科目×30週=360コマを持つことになります。これを6年間続けていましたから、360コマ×6年=2160コマ。だいたい、2000回(時間)くらいはAL物理授業を実践してきたということになりそうです。
 元空手家としての私は技が身に付くのには回数や時間の繰り返しが大事だと感じています。私の記憶としては3年間、つまり1000回くらいが1つの結節点だったような気がします。みなさんも、「3年」と「1000回」を目安に繰り返してみてください。きっと見える世界が違ってきます。「石の上にも3年」と言いますから。ついでに。宮本武蔵は「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす(五輪書)」と言っています。