熱心な校長先生にびっくり!

【授業研究】研修会講師依頼の電話は頻繁にあります。時々、驚くことがあります。今回は某高校の校長先生からの電話でした。大学の教務課に掛かってきた電話を受けました。内容は「雑誌で見たので、本校でも研修会をお願いしたい」との「いつもの」パターンだと思っていました。
 ところが、その雑誌は私がたくさん露出している「キャリアガイダンス」ではありませんでした。別の会社の情報誌が、私が継続して関わっている高校がAL型授業を組織的に実践して成功しているという記事を掲載していて、それを読んだということでした。
 「?」が浮かびます。その情報誌には私の名前は出ていないからです。「AL型授業の専門家に指導を受けた」程度の記述だったはずです。不思議に思って、「どうやって、それが私だとわかったのですか?」と質問しました。すると、「この高校の校長に電話をしました。そして、小林さんの名前も知りましたし、どんな研修会で、その後どんな変化や効果があったかも詳しく聞きました」とのこと。
 つまり、充分に情報を集めた上で依頼していただいたということです。私が経験してきた組織では、こんなことは教員に任せられていた気がします。それを校長自ら情報を探し、動き、判断して、依頼も直接する‥。この校長先生だけでなく、これまでに何人かそういうことがありました。私は授業改善に必要な要素の一つは「校長の強いリーダーシップ」と捉えていますが、こんな校長先生がいる学校なら成功しそうな気がします。スケジュール調節は大変なのですが、何とかできないかと考えることになります。