「長年の願いが叶いました!」

【授業研究】栃木県の某高校の研修会に伺いました。これは数年間、おつきあいわしているA先生の推薦によるものです。A先生との出会いは、まだ越ケ谷高校に勤務している時でした。彼が都内の教職大学院に内地留学することになって、高校て実地研究をする学校として越ケ谷高校か受け入れました。あとで聞くところによれば、こういう場合、大学院生と現場の先生とはなかなかうまくいかないもののようです。
 しかし、越ケ谷高校ではA先生の人柄の良さと、授業研究委員会としても理解者が一人でも増えるのはうれしかったので、大歓迎でした。1年間の実地研究を経てA先生が腰化や高校にくることはなくなりましが、彼は現場に戻って着々と授業改善の輪を広げていきました。まずは自らの授業改善に着手し、有望な人に声をかけ、仲間を広げていきました。私のことも校長先生などに推薦しては肩透かしを喰いながらも、粘り強くタイミングを狙っていたようです。
 そして、今回ようやく私を呼んで、初めての本格的な授業改善の研修会を開くことができたのです。私も緊張しました。これは成果を上げなければ彼の長年の努力を無駄にし、校内での彼の信頼を揺らがせるかもしれないと思ったからです。
 結果は成功。「こんなに質問が出た研修会はなかったですよ」とA先生。冒頭の発言はこのときのものです。終了後も校長室で質問を受けました。数人の先生方が集まっていただき、1時間ほど続きました。「こうやってみよう」の声も何度も出ました。ほっとしました。大役を果たせたようです。A先生、色々なお手配ありがとうございました。みなさん、遅くまでお付き合いありがとうございました。