うれしい出来事が2つ。

【授業研究】九州の高校の研修会に来ました。この学校としては初めての試みとして、「1日授業見学会」を設定しました。「今日はお互いの授業を見に行きましょう。できるだけ1回は行きましょう」というものです。見学用のワークシート等は小林が提供しました。
 ところがリードした教頭先生の目から見ると反応はイマイチ。「誰も行かないかも」と心配されていました。私もそういうものかもしれないなあ、と思っていました。当日、私は1時間目から7時間目まで、学校内をうろうろして授業を見学しました。すると、どの教室にも見学に来ていると先生たちがいます。途中、教頭に会うと、「そうなんです。意外にあちこぢ動いてくれているんですよ〜。びっくりです!」との返事。
 放課後の研修会で手を挙げてもらうと「1回以上見学に行った人」はほとんど、でした。教頭先生も「とても不安だったのですが、皆さんの様子を見て安心しました。おつかれさまでした」とご挨拶。新しい1歩を踏み出す不安はよくわかります。それが成功したことがうれしい出来事のひとつです。
 2つ目は研修会終了後に校長室でお茶を飲んでいるところに、若い先生が2人質問に来てくれたことです。数学の先生と英語の先生でした。数学の先生は私の話を前回聞いてAL型に取り組んでいるとのこと。実践者ならでは質問でした。英語の先生はすでに独自に長年取り組んでいる方。見学させてもらいましたが、納得のいく授業でした。こういう出会いは、「志を同じにする者の出会い」という感じです。とてもうれしいものでした。この学校のこれからが楽しみです。