「実習校とまだつながりがあるのはお前だけだ、と言われましたよ」

【授業研究】北関東の高校に講師として呼ばれたので、寄り道をして久々にFさんに会ってきました。彼は公立高校の理科(化学)の担当です。数年前、教職大学院に派遣されたときに、実習に越ケ谷高校に来てくれていました。1年間、何度も越ケ谷高校に足を運んで授業研究委員会の活動や生徒募集のノウハウについて研究していかれました。
 それがきっかけで、彼は現場に戻ってから、自分の授業改善に着手し、組織的な活動に転換できるように進めています。都内での研究会にも時々参加してくれています。情報交換も継続しています。大学院実習でのつながりが、こんな風に長く続くとは思っていませんでした。これは珍しいことのようで、Fさんも当日の同期の人に、冒頭のように言われたと話していました。
 自分たちが実践していたことを孤軍奮闘から始めて、着々と仲間を増やし、校内に活動を広げていく力強さに感動しました。こういう先生たちが全国にたくさんいるのだろうと思います。うれしいことです。