LGBTをご存知ですか?(2)

【授業研究】昨日、紹介したLGBTについて私はその大半をTさんに教えてもらいました。1/25(土)の学習会に向けてのTさんのメッセージを直接掲載します。
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 20人に1人いるといわれるLGBT*。 当然、あなたがかかわる子どもたちの中にもLGBTはいます。 LGBTの子どもが自分のセクシュアリティに気づいた時、今はまだ安心してまわりの人にはなすことは困難です。 誰にも言ってはいけないと、一人でかかえこんでしまう子もすくなくありません。
しかし、セクシュアリティアイデンティティの一部であり、人生にかかわる要素の一つです。 どんなセクシュアリティの子でも、ありのままの自分としてで生きていかれるようにしてあげたいものです。それは「大人の責任」です。
 LGBT teachersでは、子どもとかかわるすべての大人を“先生”と定義しています。 一人ひとりの“先生”がLGBTの子どもに寄り添える“先生”になることで、LGBTの子どもが、ひいてはどんなセクシュアリティの子でも、生きやすい社会の実現をめざしています。
    しかし、残念ながら、この問題はまだほとんど理解されてはいません。LGBTではない人たちは「自分の身近にLGBTはいない」と思っています。一方、LGBTの人は「他の人たちに理解されるはずがない」と思っています。この両者の思い込みが負のスパイラルを構築しています。これは「女性問題」が「女性の問題」とされるのとよく似ています。「女性問題」は社会を構成している男性と女性の両者にとって共通の問題なのです。両者ともに「当事者」なのです。
  これと同様に、今の社会を構成しているという点で、LGBTLGBTでない人もLGBT問題の当事者です。 しかし、いまだLGBTのみが当事者とされる風潮があります。社会を構成する人たち全員が当事者意識を持って解決していかなくてはならない問題なのです。
  これを打破するのには、教育の力が不可欠です。 だからこそ、教育に熱心な方や学校教育等に関わる人たちにこそ、LGBT問題を理解してもらいたいのです。それらの人たちに当事者意識を持ってもらいたいのです。 そして、LGBT問題の解決に私たちと一緒に取り組んで欲しいのです。 すべての子どもが、ありのままでいきられる未来のために。
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第2回LGBT teachersは1月25日(土)開催! LGBTの子どもだった若者達が、学生時代の経験から将来の夢まで、生の声をとどけます。

日時:2014年1月25日(土)17:45開場/18:00開始/20:20終了/21:15閉場
場所:雑司ヶ谷地域文化創造館第4会議室
定員:30名
目的:子どもにかかわるすべての大人(=teachers)がLGBTおよびLGBT問題の存在を身近なものとして、自分自身のまわりにかくれているLGBT問題に気づけるようになること
対象:教育に関心のあるすべての方
内容:LGBT teachersの紹介とLGBT基礎知識講座 LGBTの若者によるヒューマンライブラリー、 ワールドカフェ
※詳細と申し込みはこちらからどうぞ。→ http://kokucheese.com/event/index/137993/
(この項終了)