「最後の質問と回答がよかったですね」

【授業研究】小杉高校では印象的なことが色々ありました。フランクリン・コビィー社の方が帰り道に伝えてくれたのは、最後の質問に答えて私が話したことがよかったという話でした。
 私が答えて説明したのは以下の2つです。1つは、これまでの教育行政や学校改革で手を入れてきたのは、その大半が教科科目の授業「以外」だったことが問題だと考えているという点です。生徒たちが最も多くの時間を過ごす時間は「工業化社会のまま」にしておいて、他の時間を時代に合わせたものに変えても限界があるし、矛盾したメッセージを伝えることにもなると力説しました。
 もう一つは、以前は学校教育でマスターした知識やスキルで社会人として生きていくという仕組みから、学校教育では基礎的なものを学び社会人となってからも変化に適用しながら学習成長していく仕組みに変化しているということです。であれば、ビジネス社会にスムーズに接合する理論やスキルを取り入れるべきだと話しました。
 この話はもっと丁寧に伝えていきたいものです。