「アクションラーニング(質問会議)」合宿、初日終了。

【授業研究】大学院で私の講座を受講している人たちを中心とした有志で2泊3日の合宿中です。「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」を推進するのには、授業構成を変えたり、教材を変えたり、機材を導入したり、座席を変えたりと様々な変更が必要になってきます。それらの変更の中で最も重要な変化は、「教師の立場の変更」です。反転授業の論文に沿っていえば、「壇上の賢人 sage on the stage」から「学習者に寄り添う導き手 guide on the side」への変更です。
 この立場の変更は、教師のコミュニケーション・スタイルの変化が伴います。これまでの先生たちに一般的だった、指示・禁止・批判(評価)では、「学習者に寄り添う」ことはできません。それをどう訓練するかが大きな課題です。カウンセリングやコーチングがある程度その訓練を支えるとは思っていますが、私が一番有力視しているのは「アクションラーニング(質問会議)」です。グループを扱うことが前提になっているという強みがあるからです。
 そこで、今年度、私の「アクティブラーニング特論」を受講した院生さんたちに、講座の後のフォローアップととしてこの合宿を実施しています。私にとっては教師向け「アクションラーニング(質問会議)」の研究です。初日は順調に終了。これから、山場の2日目が始まります。3日間で20時間のセミナーです。これからどんな展開になるか楽しみです。