研修会講師としての3つの方針

【私の研修プログラム1】昨日、以下のように書きました。「こういう「学習する組織」が校内にできるとあとはぐんぐんです。私は外部のアドバイザーとして学校に関わるときに、3〜4ヶ月でこれを実現したいと思っています。試行錯誤を経て、その方法も見えてきました。その方法を少しずつ、明らかにしていきたいと思います」
 すると、すぐに以下のコメントをいただきました。「私自身もすごく知りたいです。学校組織のみならず、あらゆる組織改革のやり方の参考になる気がしています」。
 うれしい限りです。少しずつ、書いていこうと思います。まず、私がプログラムを作るときの基本方針は3つです。1つ目は「越ヶ谷高校授業研究委員会」で実践してきたことを基礎にすることです。なぜなら、実践してきたことだからです。試行錯誤もたくさんありましたが、具体的な実践の結果だからです。机上の空論ではない、実践に裏打ちされたプログラム開発を心がけています。
 2つ目は当該校の実情に合わせることです。管理職や現場の先生たちのリクエストや環境は様々です。私が考える目標を押し付けるのではなく、現場の皆さんがやりたいこと、必要だと感じていることを良く聞き、それを実現するための支援策を考えることに重点を置いています。
 3つ目は、できるだけ早い時期にサポートに区切りをつけることです。目標はその学校が外部サポートなしに自律的に歩き出せるようにすることです。学校がいつまでもアドバイザーに依存することは私が最も避けたいことです。同時に、私がその学校(組織)に依存することをとても恐れています。
 そんな方針でこの半年やってきました。その中で色々なプログラムを開発してきました。それらについて、少しずつ書いていくことにします。(この項続く)