「ツキイチくらいで3回続けて、ひと区切りしたい」

【雑感】1学期に校内研修に呼んでもらった高校の校長先生からお電話をいただきました。「あれは良いインパクトだった」「一部の人たちは始めている」「外部からのインバクトで動いた、という段階から、自分たちで動くところまで変化させたい」「2学期にツキイチくらいで連続研修会をやってもらえないか」‥ざっと、こんな内容でした。
  1学期に行った研修会内容は私が「AL型授業入門講座」と称している3時間プログラムです。メインは「AL型高校物理授業」を体験してもらうことです。それによって、「見たこともない、受けたこともない」新しい授業に対する不安感を突破してもらうことが狙いです。これだけでも、かなりの人たちが始めてくれています。
  しかし、この効果は「一時的」「個人的」になりがちだろうと想像しています。この入門講座のあとでも1年、2年と継続している人たちの努力・資質・意欲には脱帽です。ただ、共通点もあります。ほとんどの場合、ネットワークを持っていることです。校内になければ校外に持っています。
  そこで、冒頭のお電話に対して私が考えたのは、「あと3回で自律的に動けるような組織づくりに挑戦しよう」です。私のような外部からのインパクトによって動き始めることは悪いことではありません。しかし、それがいつまでも続けば、外部に対する依存性を高めます。生徒達に「生きる力」をつけさせようとしているのに、先生達が他者にいつまでも依存する生き方をしてはいけません。
  さて、どうやってこの目標を達成するか。昨日、企画書を書き上げて送りました。私にとっては、学校を支援するために考えるのはとても楽しいことです。それぞれの学校から、少しずつ異なるリクエストが来ます。それらに対して、1つ1つ異なる解決策が編み出されます。私が同じパターンの解決策を伝授するのではなく、それぞれの学校ごとに考えてもらい、独自の方法をつくりだしてもらおうと思っています。色々な「お題」をいただけるのが、とても楽しくなってきました。