授業力向上のための「アクションラーニング(質問会議)」合宿終了

【授業研究】三連休を利用して某高校の授業改善を目的とした委員会のメンバー7名と「アクションラーニング(質問会議)」合宿を行いました。3日間で約20時間の研修時間の内容は「アクションラーニング・セッション(ALセッション)」9回と少しの講義。実に濃密な3日間でした。
 合宿1週間前に「今週、授業や仕事上で感じる問題や悩みをメモしておいてください」と指示をしておいて、その中から問題提示をしてもらうことにしました。そのために、とりあげた「問題」は大半が「AL型授業」そのものか、その周辺のことについてとなりました。その結果、ALセッションのコンテンツ(内容)としては「AL型授業」について考えを深めることができ、プロセス(過程)としては「AL型授業」に必要なファシリテーション的なスキルを訓練することができました。
 メンバーの大半はすでに「AL型授業」を実践しているのでなかなかうまくいかない「介入」の方法について多くの具体的なヒントをえることができました。まだ、実践していないメンバーからは「取り組みたいけど躊躇する」という問題提示がなされ、そこに存在する問題があきらかになりました。そして何より、ALセッションの効果の1つ、チームビルディングができました。チームで考える=「チーム脳」体験もできました。
 以前から合宿でやれば効果が高いはずと予想していた私には、ようやくその確認ができました。このプログラムは今後使えると確信しました。参加されたみなさまおつかれさまでした。