「AL型授業」と「アクションラーニング(質問会議)」

【授業研究】「AL型授業」=「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」と「ALセッション」=「アクションラーニング(質問会議)」は名前がよく似ているのでしばしば混同されます。前者は授業の形式です。それも「学習者の能動性を高めようとする授業形式」、「100%ワンウェイではないならAL型授業」の意味ですから、決まった形はありません。
  一方、「アクションラーニング(質問会議)」は会議形式です。特に私が使うときは「Dr.マーコード方式アクションラーニング・セッション」のことを意味しています。これは、50分間の分刻みの形式が決まっています。
 「AL型授業」は形式が定義されていないので、取り組みは容易です。例えば、「1分間の話し合い」を入れても「AL型授業」です。私はこの定義が初心者にとっての「ハードルを低くする」ことにとても役立っていると思っています。この点では「誰でも取り組める」新しい授業です。「アクションラーニング(質問会議)」を知らなくてもできます。
  私が「AL型授業」を実践する人たちに「アクションラーニング(質問会議)」を進める理由は、「授業の質を高め」、「生徒と先生(教師)が共に学習・成長できる仕組みをつくり」、「学習者(生徒・学生等)を自立した学習者(=主体的な市民)として育成する」ために必要だと考えているからです。その内容についてもう少し続けます。(この項続く)