「普段、自分がしている授業がアクティブラーニング」

【雑感】また某専門学校の教員研修講師を担当しました。冒頭はリフレくションカードに書いてあったコメントです。私にとってはとてもうれしいコメントです。「AL型授業」=「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」には決まった形式も理論もありません。「学習者の能動的学習を促進しようとする授業形式」というような定義はあるものの、ざっくばらんに言えば「100%ワンウェイではない授業は全てAL型授業」です。従って、上記のようなことはしばしばあります。先生達が自分の授業に自信を持ってもらい、その上で「更に」と意欲的になってもらうとうれしいです。
 また、生徒役として物理の授業を受けてもらったあとに振り返りをしているときにこんな発言もありました。「私、先生のことを全く意識していませんでした。何かグループに声を掛けてくれたような気もしましたが、全く聞いていませんでした。無視していました」
 これは、ファシリテーター冥利に尽きる発言です。つまり、「自分たちで一生懸命に問題を解いていた」ということだからです。
 研修会では本当に色々なことがおきます。参加者と一緒に私も学習し、成長のきっかけを体験します。私にとっては高校物理の授業を「AL型授業」に切り替えて、「やりがい」が見えてきたのと同じように、研修会やセミナーも「AL型授業」に整えていくことで、楽しくてやりがいのある研修会になっています。